結婚式を行うにあたって花嫁がもっとも時間をかけるのがウェディングドレスなどのコーディネートではないでしょうか。どんなドレスにしようかあれこれ悩むのも楽しいものです。このページはあなたにぴったりのウェディングドレスやヴェールを選ぶときに参考にしていただきたいページです。ご自分がどんなイメージでドレスやヴェールをお考えか、どういうスタイルのパーティにどういうドレスが最適か参考になさってください。
顔を覆うことによって他人と垣根をつくり、結婚式で夫となる人に初めて顔を見せる」というキリスト教のプロテスタントの考えが広まって、一般化されたのが「ヴェール」です。後頭部から顔を覆うように下げる「フェイスヴェール」にその名残があります。ヴェール選びで注意することはヴェールとドレス、会場とのコーディネイトです。重厚なサテンのドレスにふわふわのレースのヴェールは合わないですし、ヴァージンロードの短いチャペルに長いヴェールは不要です。ヴェールはドレスの素材や全身のバランス、チャペルの広さなどを考慮しましょう。なお、ヴェールは本来、挙式の時だけに身につけます。披露宴の時ははずしてヘアオーナメントだけにします。
ヴェールの素材はナイロンのチュールが最もポピュラーです。シルクのチュールは柔らかすぎて歩きにくいという欠点があります。また、チュールにラインストーンやパールなどをあしらったものは、写真を撮ったときに黒い斑点にしか見えない場合があります。ですから装飾はなるべく控えめにシンプルにすることが望ましいです。
ヴェールのスタイルは長さやシルエットで分けられています。
①ショルダー Shoulder | 肩までの長さ |
②エルボウ Elbow | 肘までの長さ |
③フィンガー・チップ Finger-Tip | 指先までの長さ |
④チャペル Chapel | ドレスの裾までの長さ |
⑤カテドラル Cathedoral | 最も長い、ロマンテ ィックなヴェール。 カテドラルはウェストミンスター大聖堂のこと |
⑥マンティラ Mantilla | レースの縁取りのついた円形のチュールをヘッドピースなしで使われる。 |
⑦フライアウェイ Flyaway | 肩までの長さで、泡のように丸く広がったスタイル |
⑧スリーピース Three-piece | チュールを3層に重ね、段をつけて流れているスタイル |
ご自分でも簡単にヴェールを作ることができます。
①チュールを円形にカットする
・円の大きさはチュールの長さになります。ドレスのシルエットなどによって長さが変わります。
・1/4の円の型紙を作っておくと作業がしやすいでしょう。
②チュールを2つ折りにし、ぐし縫いをする。
中心部50cmくらいを縫って、ギャザーをよせます。
③縫ったところにコームをつける。
①チュールを好みの長さに3枚カットする
②3枚重ねて縫い、ギャザーをよせる
③コームをつける